コロナ禍の影響で在宅時間が増え、世の中はペットブームに。
その裏で、犬の飼育放棄も増えているそうです。
飼育放棄に至る一番の原因は、
軽率に犬を飼ってみたものの、
「思っていたより、世話が大変だった。」
とういことだと思います。
犬は人間と同じ生き物ですから、感情もあるし、トイレもします。
犬を飼えば、毎日の散歩や人間社会のルールを教えるしつけなど、ものすごく手間がかかります。
しかしながら、その苦労を十分に知っているのに、何頭も飼い続ける人もいます。
そういう人は知っているんです。
「犬は手間以上の幸福をくれる。」
ということを。
私も小町を飼い始めて、そのことに気づいたのは実は最近かもしれません。
「かもしれない。」と言ったのには理由があります。
実は私自身、初めて子犬の小町と会った時に、「わぁ~。めっちゃ可愛い。」とハイテンションになってしまい、犬との別れの辛さを知っている妻の反対を押しきって、勢い任せで飼い始めました。(←軽率な飼主の一人でした💦)
いざ飼ってみると、部屋中が毛だらけになるし、言うことは聞かないしで、悩んだこともあります。

悩んでしつけ本を読みまくり、ネット検索しまくって、いっぱい失敗しながら小町と接しているうちに、
「あれ?小町って実は言葉が分かっていないか??」
と思ったのです。
それから、アホみたいですが、しつけをすべて言葉に代えて、毎日いっぱい話しかけてみたんです。
確信しました。柴犬は言葉分かります!(柴犬に限ったことではないかもしれませんが)
するとしつけのストレスからも解放され、それが小町に伝わったからかもしれませんが、小町もちょっとずつ自分から言うことを聞いてくれるようになりました。
子犬の頃は見た目が視覚的に「かわいい」
と思っていただけなのですが、信頼関係ができてくると、
家族の一員として心から心理的に「かわいい」
となるのです。
こうなったのは、小町を飼い始めて1年以上経ってからのことでした。
つまり、心から犬をかわいいと思うまでには、時間がかかります。
パピーの視覚的な可愛さの破壊力は抜群で、人を虜にします。
その後に飼ってみると、大変なことが多く、あっという間にパピー期は終わります。
やっかいなのは、このギャプです。
この期間に飼育放棄をしてしまう人が多いのではないかと思うのです。
はっきり言います。犬の飼育放棄は
めちゃくちゃもったいない
です。
飼育放棄は、犬も不幸にしますが、
人も不幸にする
と思います。
飼育放棄をしてしまった人はその記憶がずっと残ります。
そんな嫌な記憶をあえて残す必要は無いと思うのです。
もしそんな記憶がお子さんに残ってしまったら・・・。
後悔しても、捨ててしまった犬は帰ってきません。
飼育放棄はダメ。ゼッタイです。

もし、この記事を読んでいる方で、飼育放棄しようかと思っている方は、一度肩の力を抜いていただき、しつけに束縛されず、犬と寄り添って生活してみてはいかがでしょうか。
もちろん、人を噛んでしまうといった、早急に対処が必要な特別の場合を除いての話ではありますが、一度お互いにストレスを感じない生活をしてみると、関係が上手く行くかもしれません。
私もしつけに焦り、小町との関係も悪くなった時期がありました。
もちろん私はしつけの専門家ではありませんが、一般の飼い主だからこそ、悩む気持ちはよく理解できます。
柴犬の飼育放棄も多いと聞きます。
しつけに悩んでいる人が多いんだと思います。
まず、「オスワリ」、次に「オテ」と「フセ」、あっ、「マテ」も大事だった。
次は「リーダーウォーク」・・・・えっ、今フン食べた??何で??あー、上手く行かない!!
と思っている人いませんか??
私はそうでした。
あくまで小町の例ですが、しつけより先にしなければいけないことは、「信頼関係の構築」でした。
コマンドなんて、信頼関係があれば、ほぼ一発で覚えてしまうし、今まで何を悩んでたんだろう・・・と思いました。
私も未だに悩みますし、悩むから面白いんですよ。家族なんですから。
あとは、自分だけで悩まず、身近な先輩の飼い主さんに相談してみることで、意外にあっさりと解決することもあります。
私も何度も助けてもらってます。
お散歩で知り合う人の中には、実は飼育歴うん十年、何代も犬を飼ってきたって人がいるもんです。
コメント
暇だから犬でも買ってみようか?とか
安易な考えで飼う人が多いんですよね
特に柴犬を飼う人はもう一度
考えて飼ってほしいです
家でトイレしないし、物は壊すし
デカくなるし
でも反面いると安心するんですよね
ふと姿が見えなくなると
探してしまいます
チビたんママさん、コメントありがとうございます。
特に柴はそうですよねー。
飼育放棄はお互いに不幸になりますからね。
時間が経てばお互いに慣れて、良い家族になれるのですが。。。